座談会#02

営業担当×土木監督×建築監督

　
役割もキャリアも違うメンバーで

中堅の営業主任と、中途入社の造園土木現場リーダー、そして新卒の空気を残す建築系係員による対談です。
　

植物が好き、公共建築が好き、造園が好き

　
みなさんはどうしてこの会社に入ったんですか？　

自分は建築がやりたくて、駅とか公共性が高い所がやれたらいいなとか、名鉄をよく使っていたので、地元にも影響あると思ってここに入りました。実際には駅員さんの宿所とか、目に触れないことが多いんですけど、駅員さんの仕事がしやすいようにすることでお客さんへと繋がっていくから、結果としていろんな人に役に立ってるのかなと思ってます。部門は建築設備で今年で3年目になります。現場で監督してます。

私は造園土木でリーダーやってます。主には緑地管理です。庭木の剪定から大規模なマンションの樹木管理まで。剪定作業は職人さんがやってくださるんで、自分は監督業です。中途採用で入って、今年で5年目。その前は、市外の小さな造園屋にいました。仕事自体は好きで、結婚して子供ができて名古屋市内に家を建てた関係で、こっちで探したんです。

ありがとうございます。ちなみに僕は営業で11年目。大学でビオトープと建築を学んでいて、夏期講習のときの講師が、この会社の人だったんです。樹木医という資格のことや街路樹の剪定の話をされて、元々植物が好きで植物関係の仕事がやりたいと思っていたので志望しました。配属先は不動産部になったんですが、建物と庭のどちらにも関われて、学んだことが役に立ってる実感はあります。ところで、会社を変わってみてどうでした？

名鉄グループっていうことで、規模も大きいので、現場の雰囲気もちょっと違って、面白いですね。立場は作業員から監督になりましたが、もともとすごく好きな仕事なので、今も非常に楽しくやってます。それに、以前いたのは本当に小さな会社だったんですよ。そういうところに比べると、ここは待遇面もしっかりしてるんで安心感がありますよ。

印象に残った、経験したことのない規模の仕事たち

ありがとうございます。ところで印象に残ってる仕事ってありますか？

URの大きな団地の緑地管理ですね。大きな団地が飛び地のように点在している現場で、そこを一日のうちに回るんです。巡回しているうちにどんどん草が刈られて、樹木が選定されていくんですね。作業してるのは職人さんなんですが、全部終わったときに何て言うんでしょうか、自分が動かしたって言うと恐れ多いですけど、やった感みたいなのがありましたね。

僕も、明治村の下水管の入れ替えや舗装とか、インフラ系の仕事を終えたばかりなんです。それまでは建築系が多かったんですが、舗装工事とかは夜間作業になるので、日中とは違った大変さがありますよね。金額も大きくて書類も多くて、普段は元請けなんですが、同じグループ企業の一次下請だったりとか、いろいろ初めての経験をさせてもらいました。

緑地管理って規模も金額も小さな仕事が多いんですけど、さっきのURの現場は規模も金額も非常に大きかったんです。責任感や緊張感も膨らみましたが、引き継いだ上司にとても優しく教えていただけたんで、楽しかったし勉強になったなと。あと、木の切り方も個人宅と団地だと違うんですよ。個人宅では「木陰がほしい」からって枝と葉っぱを残すんですが、団地だと建物も大きいから、できるだけ枝を切ってすっきりさせるんです。

　
なるほど。場所によってやり方が違うんですね。

僕は5年くらい前に、それまでは中小規模の修繕がメインだったお客様から「頑張ってくれてるから、大きいのやってみる？」なんて言われて、突然億単位の大きな仕事がポンと舞い込んできたんです。いきなり大きな仕事に取り組むことになりましたが、なんとかこなせて自信もついたし、学んだことも多かったですね。

コミュニケーションとしっかり休むことの大切さ

　
どんなことを学ばれたんですか？

お客様の許可を得て進めたんですが、使い勝手の悪いところがでちゃいましてね。そしたら「プロとしてアドバイスをしてほしかった」と。確かに言われるとおりで、図面は大事ですが、形になっていく段階で気づいてできることは、相談して対応策を探さないと駄目なんだなって思いました。それには営業と現場のコミュニケーションが大事なので、もっと強化したいなと思ってます。